改修前
駅直結の都心の立地の中で10年間育てられた豊かな森と、竣工当初からの巨大なアトリウムを持つ大手町タワーの共用部の改修計画。
1期、2期工事では都市インフラと一体化した超高層ビルの中に植物と人の居場所となる大きな什器を挿入することで
地上の森から地下2Fのアトリウム空間までをつなぐことをめざした。
3期工事では地上の通りに面したガラススクリーン周りのファサードを改修し、看板/サインのリニューアルと緑地の街路への染み出しを計画した。
森の入口であり大手町タワーの顔でもあるファサードには森そのものがふさわしいと考え、既存の床仕上げと看板サインを撤去しガラスによる防風スクリーンの手前まで森を延長した。
看板サインはその機能を保ちつつも森への視線を遮らないものとした。
設計:TAAO(會田倫久)+スタジオキノコ
照明計画:TILe(岩壁 泰良)
施工:デザインアートセンター
写真;長谷川健太
25/3 大手町pj3期 ファサード改修