2020年に開業した山手線の新駅、高輪ゲートウェイ駅構内の共用空間の改修設計。

未来の駅のあり方を試行する実験の街/駅としての役割を持つ高輪ゲートウェイにおいて、
単なる通過施設以上に駅はどうあるべきかを模索し、駅の中の公園のような空間を提案した。


構内中央には日常的な駅利用者の居場所と、イベントスペースとしての運用とを両立する巨大な人工芝による可動什器を設計し、
年齢性別問わず誰もが乗車賃のみで滞在できる空間を計画した。

南北の改札口前には駅前開発の進行に伴う本格開業にともない利用者が急増することを見越し、
人流をコントロールしつつも人々が集まる拠り所としての植栽とベンチを計画した。


設計:TAAO(會田倫久)+スタジオキノコ
人工芝カバー デザイン協力:HATRA
施工:デザインアートセンター
3D木切削加工:VUILD
写真:長谷川健太

25/3 高輪ゲートウェイ駅 構内リニューアル